ちょっと前にBeat devils - Draftsみたいな謎記事(自分で「謎」というのも変だが、本当にゲームとして作る気がないというか、そういう時間が取れる見込みがないのにゲーム設定として書いていた)を書いたりしていたが、Depression に関するゲームなんてものがあると先日知って、昼休みに20分くらいザッとプレイしてみた。本当はもっともっと時間がかかるゲームなのだが、仕組みとテイストだけをチェックするために。
Depression Quest: An Interactive (non)Fiction About Living with Depression
Twineを使って作られているということで、画面は決して派手ではない。基本的にサウンドノベル形式だ。工夫されているのは、鬱状態に応じて、選択肢が隠されるということだ。下に、3つの明示的フラグが見える。鬱の状態、セラピストにかかっているか、薬による治療をしているか。また、
... We realize it may not be the most enjoyable game you've ever played, or even the easiest, and ...
とエピローグで書かれているように、まあ「楽しい」ゲームとは言えないと思うが、Depression に関するリアルで*1的確な描写に基づいている上に選択肢も豊富で良かった。小説的な言い回しは、小説を読む楽しみをプレイヤーに与えるために工夫されていて、さほど難しすぎる単語が頻発するわけでもないが英語力の無い僕は1ページに1語くらいは辞書を引かねばならず少々辛かった。だれか翻訳してくれるといいな。でもソースは公開されていないんだね。パッと済ませたかったら毎回はじめと最後の段落だけ読んで、選択肢を選ぶとよい。それで一応のハッピーエンドまで行けました。
例えばtest the waters。
Test the waters and open up a little, hoping she'll understand.
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様子を見つつ、少しだけ話す。彼女が理解してくれることを願って。
知った元はAccess Accepted第440回:北米ゲーム業界を揺るがす“ゲーマーゲート”問題 - 4Gamer.netの件だったけど、諸事情で、それ自体は興味を持ちたくさえない。
*1:とは言っても、鬱かもと思って学生相談所行ったら、一ミリも鬱じゃないという診断しかもらったことないので、勝手にリアルだと思ってるだけ。