議論が異常な形でヒートアップすることがたまにあって、それを避けるための考察をメモしておく。
条件の傾向3つ
トピックは、政治、ジェンダー、宗教などが危ないが、根源的には、ロジックで構成されていない/されるべきでもない信念に人の間の差異が帰着されてしまうものが相当するのだと思う。もちろん、それぞれにおいて、学問的議論も可能だし、何らかの意思決定に際する議論は可能なんだけれども、他2つの条件を満たさずにこのトピックを扱うとヒートアップ必至なのかと思う。
相手は、経験上、同じ相手とヒートアップしやすい。しない人とは全くしないし、する人とは何回もする。する人は高々人生の中で両手に収まるほどだ。どういう相手かと言われると、特徴としては、賢い、攻撃的である、ある程度以上仲が良い、の3つくらいは条件が思い浮かぶけれど、性別や年齢、思想には特に共通点を見いだせない。トピックの条件からしてなんらかの信念的差異があるんだと思うんだけれど、思い浮かぶ数人についてはそれぞれにヒートアップに付随するトピックが全然別。
場は、主に2人だけが議論していて、メールのように時間を置かない、直接対面やLINEなどの手段によって対話している場合。
この人とはこの話題でヒートアップするって分かりつつ、その人と人間関係を正常に築きたいと思うならば、基本的にはその話題を避け、その話題を出す必要のある時は場を適切にするなど工夫が必要なのだと思う。
脳内現象とその対応
コルチゾールが大量に分泌され、情動に関わる脳の部位である扁桃体が支配的になるという現象が起こっているらしい。コルチゾールレベルは不安やストレスによって上昇するので、根本的には不安やストレスの解消が解決策になる。確かに、不安やストレスを抱えている時の方がその現象は起こりやすい実感はある。食による対処としてはビタミンCや亜鉛の摂取、空腹を避けると書かれているブログがあって、真偽は定かじゃないが、よく聞く話ではある。ホルモンの話なので、空腹を避けるに関連して、早寝早起き、食事を規則正しくとるといったことも大事だと思う。今回も徹夜明けでした…。カミメボウキのようにアーユルヴェーダなどでよいとされているハーブも効き目あるかも。あと、大麻が良いという話さえ見つけたが、、、実践するわけにもいかないので、規則正しい生活からかな。
コルチゾールには日内変動もあるのだけれど、経験的にはむしろコルチゾールが低い時間帯の方がヒートアップしやすいです。疲れとか他の要因もあるのだけれど、上昇の微分値が問題にある(つまり機序としてなにかのフィードバックループが形成されることが鍵になっている)とかそういうメカニズムかもしれません。
参考:
- 「宗教」と「政治」の話をするのはタブー - よく会社では「宗教」... - Yahoo!知恵袋 パーティーでタブーとされる話もこのトピックと共通点がある。野球も、ってのは面白い。
- 「自分は正しい中毒」から抜け出すには | ライフハッカー[日本版] 議論のヒートアップとコルチゾールの関係の話が書かれている。その際に生じがちな問題なども書かれているので参考になる。
- カンナビジオール(CBD)と注意欠陥障害(ADHD)の関係性 | COCO SINSERE コルチゾールレベルの高さとドーパミンレベルの低さとADHDの関係。大麻ネタもここが出典。
- 身体作りの強敵 ストレスホルモン コルチゾールを減らせ|自分磨きの鬼となれ! アメブロだし出典がないので信頼性は0だけど、よく言われていることではある。
- 人間関係を修復するための6つのステップ | ライフハッカー[日本版] 後の対処。対処が手続き化されると意味ない(体裁だけでしょとなる)ので、まあ参考程度に。
- Page 29 - 201506 コルチゾールと規則正しい生活
- 採血時間によって影響がでる検査には何がありますか? コルチゾールの日内変動のグラフ出典
- Low Calorie Dieting Increases Cortisol カロリー制限によるダイエットが長期的な減量につながらない1つの要因として、ストレスの上昇を挙げ、コルチゾールの上昇を測っている。