Annotated Bibliography について - Drafts に書いたように Mendeley で整理して、Notes の下書きを元に作っていくのが作り方としてオススメだけれども、その最終的な作り方について。
Word のようなものを用いるのが一般的だと思うけれど、Mendeley が BibTeX を出力できるのでそれを利用して、スタイルを整えたりするためのTIPSを以下にメモしておく。主に2つの方法を紹介する。
…でも TeX で書く意義はないと思う。Mendeley がそれぞれの Citation Style での文字列を吐き出してくれるのだから、それを利用して Word で書いた方が、楽だし綺麗に書ける。
1. BibTeX にアノテーションを書き込む方法
基本は Creating an Annotated Bibliograph にある方法に従い、BibTeX ファイルに annote 項目を書き足していってコンパイルするだけ。
"References" というタイトルを消す
\renewcommand\refname{}
参考:
- 20905
article
だと\refname
,report
やbook
だと\bibname
タイトルとかがダサい
リンク先のサンプルtexファイルはタイトルの部分がアドホックな書かれ方をしている。
\title{タイトル} \author{名前} \date{日付} \maketitle \begin{abstract} 概要 \end{abstract}
のように書きかえるとよい。
カテゴリーなど
BibTeX の annote 項目も TeX コマンドが使えるので構造化できるが、Annotated Bibliography は簡潔さを要件としているので、構造化しないことが望ましい。いくつかの文献をまとめてカテゴライズする場合は、
\section{Category 1} \bibliography{one} \section{Category 2} \bibliography{two}
のようにすればよい。
2. TeX 本体にアノテーションを書き込む方法
bibentry
パッケージを使って、\nobibliography
で読み込んで、\bibentry
でマニュアルで書きだす方法。好きな引用スタイルのbstを持ってきて使えることが大きなメリット。
\documentclass{article} \usepackage{bibentry} \begin{document} \input{dummy} \title{タイトル} \author{名前} \date{日付} \maketitle \begin{abstract} 概要 \end{abstract} \vspace{5mm} \hrulefill \vspace{10mm} \nobibliography{hogehoge} \noindent\bibentry{bib1} \begin{quotation} アノテーション内容 \end{quotation} \noindent\bibentry{bib2} \begin{quotation} アノテーション内容 \end{quotation} \bibliographystyle{plain} \end{document}
参考:
- bibentry2.pdf bibentry の説明書
- Reed College | CIS | Help | Choosing a BibTeX Style デフォで使える bst の一覧
- Include Full BibTeX Entry Inside Text - Research bibentry のテクを教えてくれたサイト
- biblatex - Displaying selected bibliographic items in the body of the text - TeX - LaTeX Stack Exchange 他にも方法はあるらしいがうまくいかなかった。