Drafts

@cm3 の草稿置場 / 少々Wikiっぽく使っているので中身は適宜追記修正されます。

Annotated Bibliography を BibTeX で書く

Annotated Bibliography について - Drafts に書いたように Mendeley で整理して、Notes の下書きを元に作っていくのが作り方としてオススメだけれども、その最終的な作り方について。

Word のようなものを用いるのが一般的だと思うけれど、Mendeley が BibTeX を出力できるのでそれを利用して、スタイルを整えたりするためのTIPSを以下にメモしておく。主に2つの方法を紹介する。

…でも TeX で書く意義はないと思う。Mendeley がそれぞれの Citation Style での文字列を吐き出してくれるのだから、それを利用して Word で書いた方が、楽だし綺麗に書ける。

1. BibTeXアノテーションを書き込む方法

基本は Creating an Annotated Bibliograph にある方法に従い、BibTeX ファイルに annote 項目を書き足していってコンパイルするだけ。

"References" というタイトルを消す

\renewcommand\refname{}

参考:

  • 20905 article だと \refname, reportbook だと \bibname

タイトルとかがダサい

リンク先のサンプルtexファイルはタイトルの部分がアドホックな書かれ方をしている。

\title{タイトル}
\author{名前}
\date{日付}
\maketitle

\begin{abstract}
概要
\end{abstract}

のように書きかえるとよい。

カテゴリーなど

BibTeX の annote 項目も TeX コマンドが使えるので構造化できるが、Annotated Bibliography は簡潔さを要件としているので、構造化しないことが望ましい。いくつかの文献をまとめてカテゴライズする場合は、

\section{Category 1}
\bibliography{one}
\section{Category 2}
\bibliography{two}

のようにすればよい。

2. TeX 本体にアノテーションを書き込む方法

bibentryパッケージを使って、\nobibliographyで読み込んで、\bibentryでマニュアルで書きだす方法。好きな引用スタイルのbstを持ってきて使えることが大きなメリット。

\documentclass{article}
\usepackage{bibentry}

\begin{document}
\input{dummy}

\title{タイトル}
\author{名前}
\date{日付}
\maketitle

\begin{abstract}
概要
\end{abstract}

\vspace{5mm}
\hrulefill
\vspace{10mm}

\nobibliography{hogehoge}

\noindent\bibentry{bib1}

\begin{quotation}
アノテーション内容
\end{quotation}

\noindent\bibentry{bib2}

\begin{quotation}
アノテーション内容
\end{quotation}

\bibliographystyle{plain}

\end{document}

参考: