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Drafts

@cm3 の草稿置場 / 少々Wikiっぽく使っているので中身は適宜追記修正されます。

Annotated Bibliography について

Annotated Bibliography とは

あるトピックを理解するのに重要な本や論文を、要約や評価の注釈と共にリスティングしたものである。サーベイなどに使われる。

一般的な内容は

  • 要約
    • 目的、議論、手法、実験結果など。
  • 一般的評価
    • 理論的基盤、信頼性、他の論文への影響など
  • トピックの文脈における評価
    • トピックとの関連性や有用性

で、英語で100語から300語。簡潔になるように工夫するべし。要約2:評価1くらいの割合で要約が重要。

また、一般的ではないが、トピックの説明や、関連キーワード(データベースを検索するときのクエリ)もメモしておくと良いと思う。

リストの順番は著者の名前順、発刊日順といった順番が一般的。また、サブトピックカテゴリー毎にまとめても良い。

例:

f:id:cm3ak:20150622193259j:plain

参考:

オススメ作成法

Mendeley で文献管理して、Notesにコメント書いて、あとでそれを整理する。Notes には書きたいことを網羅的に書く必要がある一方、Annotated Bibliography は簡潔に書かなければならない。BibTeX を元に書く方法→Annotated Bibliography を BibTeX で書く - Drafts

Mendeley で完全自動化できないのか

そういう提案は上がっているようだがまだ実装されていないようだ。ちなみに、Export PDF annotations from Mendeley to CSV or TXTにあるように SQLITE データベースから直接取り出すこともできる。ただし、Notes が FileNotes テーブルではなく、DocumentNotes テーブルに保存されるようになっていたため、このスクリプトは僕が使った時点では動かなかった。また Documents にも note フィールドがあって、重複していたりしていなかったり要調査。文献情報のフォーマッティングとかも含めコーディングするのは大変そうで、完全自動化できなくても、指定フォルダの Notes だけ何かの区切り記号で列挙できるだけで、上の作成は断然楽になりそうではあるが、Notes は Annotated Bibliography の下書きのような役割を果たすので完全自動化とはいかないと思う。

注意:

  • SQLITE のジャーナルモードの問題で最新情報が反映されない  Mendeley 閉じている時に sqlite いじりましょう。

参考:

Annotated Bibliography のコーパス

Kan et.al "Using the Annotated Bibliography as a Resource for Indicative Summarization"という論文でコーパスを作っている。要約に使うことを目論見た研究だが、どの論文で使われているかは未確認。著者のサイトにあるポスターではリクエストがあればコーパス渡すよ!って書いてある。コーパス作成はなかなか論文になりにくいと言われるけど、ちゃんと LREC に載っている。いいね。僕が共著したコーパス作成論文も LREC だったな。

Reading List との関係

Reading List は Annotation の無い Bibliography に近い。目的としては、授業や研究室において読むべき教科書、論文などのリストを挙げるのに使われる。

  • Mandatory reading 必須
  • Recommended reading できればこれのうちいくつかを読む
  • Further reading 周辺を含めてもっと知りたい人向け

のように段階を分けるのも良い。

参考:

Bibliography との関係

論文や本の末尾の参考文献章はメインコンテンツとのかかわりを指示された文献のリストである。Annotationは本文中に意味的には明示的に、形式的には非明示的に在る。Annotated Bibliography を元に論文や本を書いて、Annotationを省いたリスト(+α)がそのコンテンツの Bibliography になるというのは一つの理想的な流れである。

Survey Paper との関係

Survey Paper とは Bibliography と Annotation の主従が逆転しているが、基本的にあるトピックについて、文献の集合を紹介することでトピックを概観するという目的と手法は共通である。Survey Paper は重要な概念の説明も網羅するし、文献同士の関連性をよりはっきりと記述するので、そちらの方が読みやすい。Annotated Bibliography を元に Survey Paper を書いて、Annotationを省いたリスト(+α)がそのコンテンツの Bibliography になるというのは一つの理想的な流れである。

Book Review との関係

Book Review (=書評)というのは本が主眼にあるので、トピックのサーベイを行う Annotated Bibliography とは異なる。読者の書籍選びの参考になるように新刊本について行われることが多いなど目的も異なる。 Annotated Bibliography の各エントリは書評より比較的短く、書評より自分の意見を述べる割合が少ないという違いはあるが、概要および意見を含む注釈をつけるという意味では共通点がある。

Glossary との関係

Glossary(=用語集)というのはあるトピックについての用語とその説明のリストである。トピックについて文献とその説明をリスト化する Annotated Bibliography とはトピックの調査において相互補完的になると思われる。

例:

コンテントマトリックス、レビューマトリックス

より構造化したい場合は

が参考になる。本来は、Annotated Bibliography の Annotation もレビューマトリックス自然言語文化したものであるべき。まずはコンテンツマトリクスの代わりになるように Annotated Bibliography を作っていくのかな。引用マトリクスはそれ自体も参考になるが、上に Bibliography との関係でも書いたように引用文脈が Annotation になっているという発想で、Annotationを書いてみるというのは有効だと思う。ただし、引用元の観点とあなたの観点には違いがあるはずなので最終的には違う内容になるだろう。

レビューマトリックスの例(上のサイトより)

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