各分野の研究者にとってツール・資源・活用例の一覧を得ることは研究の助けになるはずだと思っているが、そういうのが不足しているなというのはずっと問題意識の一つとしてある。各研究室のページにあったり、研究室内で口伝されていたりはするのだろうけれど。
最近人文系のコミュニティに参与することが多いので、人文科学関連で挙げておくと、この前じんもんそんで作った人文科学関連のデータリソースリストなんかは、その後各所で興味を持たれている。
昔は国立国会図書館がDnaviというのを提供していたが更新のコストがかけられず終了してしまった。終了時のデータは国立国会図書館デジタルコレクションの中にあるので使うことはできるし、実際、人文系データベース協議会がそのデータを使って新しいポータルサイトを立ち上げている→人文系データベースのポータルサイト | 人文系データベース協議会
また、人間文化研究機構がEnglish Resource Guide for Japanese Studies and Humanities in Japanというものを作っている。
あ、アップされてた。人間文化研究機構の資源共有化事業の一環として作られております「国際リンク集」の正式版がアップされました。下記リンクをご覧ください(続く)。
http://t.co/UPrgRVuVve
— Makoto GOTO / 後藤真 (@mak_goto) March 27, 2015
あと特定の分野を調べるのをガイドするパスファインダーというものがあってそれをまとめたリンク集はこれ
パスファインダーを作るサービスとして米国Springshare社のLibGuidesというのがある。
- E1410 - つながるLibGuides:パスファインダーを超えて | カレントアウェアネス・ポータル
- 事例 - LibGuidesのガイド - Cute.Guides at 九州大学 Kyushu University
参考文献:
- DHM 041 【後編】 | 人文情報学月報 / Digital Humanities Monthly
- DANJURO 各研究室のページにはそういうのがあるという例
データセット集
ちょっと上とは違うけれど、研究に使えるデータセット集というのも便利である。