従来型携帯の生産終了 国内各社17年以降、NECは端末完全撤退 :日本経済新聞
これはSIMフリーの動きと対応して、キャリアの囲い込みができなくなるからそれを前提としてたガラケー開発が採算合わなくなると見込んだためだと思う。
総務省はキャリアの寡占を解決しようとしており、携帯の月額料金はなんらかの形で下がる方向に行くはず。
そうなると、携帯各社は同じ収入を維持しようと思えば、単純には端末料金の値引きをやめるしかなくなる。その前に端末を買っておいた方が得なのかもしれないと思いだした。
もともとはSIMフリー義務化にともなって海外の格安端末が市場に流入して競争が活発になり端末価格が下がるのではないかと思っていたけれど、今までも義務化ではないにせよSIMフリーが存在したのにそういう現象が限定的だったのは、契約によって端末価格が安い(場合によっては0円)のと同じ形になっていたから。
この2つを整合させるには、国内メーカーが低価格帯の携帯を出すしかない。それは契約で割り引かれないから、同じ価格なら昔手に入っていたものの方が高性能だったものかもしれない。
まとめると、予想は
- 端末の単独販売価格は下がる
- 契約による端末の割引は減る
- 合計すると消費者にとっての端末価格は上がる
- 低価格帯の端末が増える
トーシロなので外れても免責願う。
参考:
- 静かな年度末。SIMロック解除義務化前、最後のキャッシュバック祭りは不発のようです そもそも割引祭りは既に沈静化しているようです。
- SIMロック解除が来年義務化へ スマホ価格が10万円に跳ね上がる可能性も - 「全面禁止」の場合は、市場に劇的な変化が起こる 日経トレンディネット 上の割引が減るんじゃない?という予想の元ネタ。
- SIMロック解除を義務付けで期待と絶望。(2015年5月) - NAVER まとめ p2の「私がこのSIMフリー化でメリットよりマイナス要素の方が多いと思う理由は次の通り。」あたり参考になった。そうなんだよね、SIMフリーになった=どの携帯会社の電波でも使えると保証する、ではないんだよね。結局使えないことも考えられる。
- SIMロック解除義務化にキャリアは囲い込みで対抗か - 週アスPLUS 結局契約で囲い込むんじゃないの?という話
- 国内料金 : 平成22年版 情報通信白書 データ自体は信用ならない(正しくないという意味ではなく、見せ方が恣意的だ)が、意図が見える。総務省は携帯の月額料金が下がることを望んでいる。ドコモはそうなっているかのようにふるまっている。
- 白ロム買取価格の推移チャート | モバイルタイムズ あまり参考にならない。同一機種の変化はそりゃ日がたてば下がるので、機種ごとではなくある時点での売れ筋機種の平均価格の推移が知りたかった
- ドコモの新料金プラン「カケホーダイプラン」や「シェアパック」を解説 | モバイルタイムズ ドコモの酷い新料金体系
- ドコモ、3位転落を招いた独善的利益重視と非常識 中核ユーザの他社流出が深刻化 | ビジネスジャーナル …とその解説。こんなもん実験経済学的な手法で数百万出して事前に確かめればいいのにねぇ。