Drafts

@cm3 の草稿置場 / 少々Wikiっぽく使っているので中身は適宜追記修正されます。

社会問題を局所最適解からの移行だと考える

僕は帰省していた、母と生協製品の話をしている。実家にも生協製品多いな。

「生協製品好きなん?」

「うーん、そういうわけでもなくて。生協と言えば、生協好きな人が昔いたなぁ。」

「その人に嫌な思い出でも?w」

「そう、まあ。」

「何があったん?」

「私が学校の先生辞める時に『結婚で退職するなんて!』と怒ってきて。」

「あーw」

「女性の権利がとかなんとか言われたんだけど、権利がとか言われて怒られてもねぇ。」

「まるで世の進歩のカタキみたいな言われ方をしたわけだ。」

「そうそう」

「そのうち、そういう働き方も、子育てに専念したいからやめるってのも肯定されるといいねぇ。螺旋みたいなもんだよね、働き続ける自由の無さを問題視してキーッってなってる人が権利ガーって言いながら抑圧に回っちゃったりしちゃう。働くことについての意思決定の自由で言えば似た立場なはずなのにね。」

と僕は指先で螺旋を描く。

まあ、コトはそう単純ではない。

そりゃ、子育てしながら働ける環境の方がいいけれど、大企業で長期の育休を貰えている従姉でも「今は、男は40くらいで結婚でいいんじゃ、ってのが正直なところよ」と言っていた。「お金の余裕?」と聞くと、「最近だと共働きが普通じゃない?でも、30代って働き盛りだし、子育てだって男性側の時間的精神的余裕が必要になるものよ。」ということだった。なるほど、40と30の結婚ならば、その問題は解消される。でも、そんなに遅くなるのって賭けだなぁと思わないでもないし、なんか早く結婚するという自由度が奪われている気もする。

弟は、研究室OB・OGの同窓会に参加して、転勤の多いスタイルでの結婚に悩んでいた。

局所最適解から放たれた瞬間、いろんな山にぶち当たる。ある人は局所最適解に戻ろうというし、ある人は強行突破すれば何とかなると思っている。それで割を食ったら世に恨み言を言うしかなくなる。

局所最適解から逃れる方法として、まず、現状の色んな例はもちろん色んな時代色んな地域の状況を関連事象を知ることで現実的な解空間の大きな像が得られる。その後で焼きなましする=意図的にまず温度を上げなければならないとかなんとかいう話にもなるのだろう。その時に局所最適解が満たしていた軸を無下にするようでは、もうひとつ他の局所最適解に落ちるだけなんだと思う。要は軸を見つけ出すことが大切なんだというのはZibaの濱口さんからレクチャーを受けたので活かさないと勿体ない。