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Drafts

@cm3 の草稿置場 / 少々Wikiっぽく使っているので中身は適宜追記修正されます。

swan:refersTo vs cito:cites

違いの推測方法

  • 直観的には rdfs:comment の自然言語文を読むのが早い
  • 上位クラス下位クラス兄弟クラス、上位プロパティ下位プロパティ兄弟プロパティ、を見る。
  • そのクラスのインスタンス、そのプロパティの実際の用法(これもインスタンスと呼ばれる)、を見る。ちなみにこのインスタンスの集合は外延(extension)と呼ばれる。

結論

cito:cites の上位プロパティである swan:refersTo は、遺伝子が論文内で「言及されている」といった関係にも使われている。cito:cites 自身はかなり広義の引用なので、文書同士の関係なら基本的に cito:cites が使えそう。

swan:refersTo とは何か

Identifying functions of citations with CiTalOという論文で使われている CiTO, the Citation Typing Ontology のcites系プロパティは全て、SWAN (Semantic Web Applications in Neuromedicine) Ontologies の refersTo のサブプロパティという位置づけなのだが、SWANの方がリンク切れしている。

http://purl.org/swan/2.0/discourse-relationships/refersTo は 404 で、purlをswanで検索すると1.1しか登録されておらず、http://purl.org/swan/2.0/ から転送される http://swan.mindinformatics.org/ontology/1.1/swan.discourseelements.owl また 404。SPAR – Semantic Publishing and Referencingからリンクを張られている http://swan.mindinformatics.org/ontology.html もまた 404。

swan.mindinformatics.org自体は精力的に活動していて、Domeo - The Annotation Toolkit というセマンティックアノテーションツールを出しているが、あまりオントロジのメンテナンスには積極的でないようだ。

一応 Google Code にはホスティングされていて discourse-relationships.owl - swan-ontology - Swan Ontology 2.0 - Google Project Hosting

    <owl:ObjectProperty rdf:about="relatesTo">
        <rdfs:label>relatesTo</rdfs:label>
        <rdfs:comment rdf:datatype="&xsd;string">The most generic relationship: it expresses connection 
            between two resources without specifying the nature of such connection</rdfs:comment>
    </owl:ObjectProperty> 
        <owl:ObjectProperty rdf:about="refersTo">
            <rdfs:label>refersTo</rdfs:label>
            <rdfs:comment rdf:datatype="&xsd;string">It connects an entity with another entity in an unidirectional way</rdfs:comment>
            <rdfs:subPropertyOf rdf:resource="relatesTo"/>
        </owl:ObjectProperty> 

2者間の関係で、それが一方的であるとしか言っていない。サブプロパティのcitesが双方向的であり得ることも考えると、一方的というのも双方向性を排他しているわけではない。他にrelatesToのサブプロパティになっているのは、inconsistentWithconsistentWithrelevantToalternativeToあたりで、

f:id:cm3ak:20150508072223p:plain

from Controlled vocabularies definition method for bridging formal ontologies development

の用法を見ていると、relevantToでもいいけれど、結ばれてる要素が対称じゃない程度の意味だ。ある論文の文章で、遺伝子が「言及されている」くらいの。

cito:cites とは何か

こっちはちゃんと、CiTO, the Citation Typing Ontologyのページから説明が見れるし、そこからリンクが張られている(なぜかprevious versionとしてリンクが張られているが、バージョン番号的には現在のもの)https://svn.code.sf.net/p/sempublishing/code/CiTO/cito.owlからはowl原文が見れる。

    <owl:ObjectProperty rdf:about="http://purl.org/spar/cito/cites">
        <rdfs:label xml:lang="en">cites</rdfs:label>
        <rdfs:comment xml:lang="en">The citing entity cites the cited entity, either directly and explicitly (as in the reference list of a journal article), indirectly (e.g. by citing a more recent paper by the same group on the same topic), or implicitly (e.g. as in artistic quotations or parodies, or in cases of plagiarism).</rdfs:comment>
        <owl:inverseOf rdf:resource="http://purl.org/spar/cito/isCitedBy"/>
        <rdfs:subPropertyOf rdf:resource="&discourse-relationships;refersTo"/>
    </owl:ObjectProperty>

いわゆるcitationとreferenceの違いとか気にせずに明示的だろうが暗黙的だろうが幅広く使える定義になっている。