随分前に結婚式の動画を作って、そのテクニックを伝授しろと言われたのだけれど、ほっとんど忘れていたので、ここにメモっておく。AviUtlの易しい使い方 | AviUtlを中心に動画全般の事を解説するサイト というサイトができていて、そのおかげでササッと復習できた。
その他参考:
おおまかな流れ
音楽 First。音楽があって、それに合わせるように動画を作っていく。写真のスライドショーなど、ムービーメーカーでできることはムービーメーカー使った方が楽。それを Avlutl に取り込んでカッコよくしていく。最後、無劣化 mp4 で書き出して、DVD Flickを使って DVD に焼き付けて終了。大抵 DVD の形で手渡せと言われるので。
Aviutl の 準備
Aviutl はいろいろ拡張などが必要。「拡張編集プラグイン」と「L-SMASH Works」と「x264guiEx」を導入しておくこと。
- AviUtlに拡張編集プラグインを導入する方法
- 【AviUtl】L-SMASH Worksとは?導入方法と使い方①【入力プラグイン】 Aviutl で mp4 を読み込むのに必要
- 【AviUtl】x264guiExの導入方法と使い方①【MP4出力】 mp4出力にこれが必要。rigayaさんのおかげで x264guiEx_2.35v5 を Windows 10 に難なくインストール。
設定ダイアログの使い方
- 【AviUtl】設定ダイアログの使い方【拡張編集】
- 【AviUtl】登場・退場系エフェクト(フェード・ワイプ)の使い方 拡張編集機能右上の「+」ボタンをクリックしてフェードを選ぶ
Lua のスタッフロールコード
一つのテキストオブジェクトに全部書き込んでおいて、
obj.oy = obj.oy - obj.time*50 if (obj.oy < -130) then obj.alpha = (obj.oy+230)/100 end if (obj.oy > 130) then obj.alpha = (230-obj.oy)/100 end
みたいな形で流しておく、フェードの位置とかは数字を変更する。 それぞれのレイヤーにサイズがあって、それを越えると文字が途切れてしまうので、
クラスの思い出ビデオを作ることになってクラス全員の名前をエ... - Yahoo!知恵袋の
おそらく、最大画像サイズの方で、切れてしまっているのではないでしょうか? AviUtl本体の環境設定→システムの設定でも変更できますが、 こちらをあまり大きくすると、メモリをたくさん使って不安定になるので、 拡張編集の方で設定します。(Ver 0.80以降) テキストオブジェクトの縦のサイズがいくつになるのか、すぐには分からないので (フォントサイズ+行間)×行数 で計算します。 適当に大きな数字を入れてもいいですが、不安定になるおそれがあります。 たとえば、フォントサイズ34、行間16、行数30、なら 34+16=50、50×30=1500 1500は8で割り切れないので、一応8で割り切れる1504とか1600とします。 拡張編集のレイヤー上で右クリック→「環境設定」→「最大画像サイズ」に 横のサイズ×縦のサイズ で入力します。この時、横のサイズも入力してください。 現在作成中のプロジェクトの画面サイズで構いません。 「OK」をクリックして閉じます。しかし、最大画像サイズは、AviUtlを 再起動しないと反映されないので、「ファイル」→「編集プロジェクトの保存」で 今のプロジェクトを保存しておいて、AviUtlを一度終了します。 またAviUtlを起動したら、「ファイル」→「編集プロジェクトを開く」で 先ほど保存しておいたプロジェクトを開きます。 拡張編集の環境設定で最大画像サイズが変更されているか確認して下さい。
という情報を参考にレイヤーのサイズを変更してください。
参考:
- Lua構文 - AviUtlスクリプト Wiki
- 【AviUtl】スクリプト制御 第2回【拡張編集】 - Ψ(`∀´)Ψケケケ と (´・ω・`)ショボーン
- Lua標準ライブラリ - AviUtlスクリプト Wiki
- 変数一覧 - AviUtlスクリプト Wiki
プロジェクトの保存
これがあまりいい手がなくて、aupで保存するんだけれど、他のPCに移行したりしたらすぐにリンクが切れたりする。ちゃんと特定の名前のサブフォルダに素材をまとめるなど工夫をしておこう。
参考:
アナログな動画を使う
昔のビデオテープに収められた動画を使いたいだとかいう場合に、それをパソコンで読み込めるフォーマットにするのは骨。それをテレビで再生して、再生しているテレビをスマホのアプリでエフェクトかけてとってごまかすという手がある。
参考:
他のソフトという選択肢
Aviutl は 2013年で開発が止まっているので他を探してみた。
は開発が続けられているが字幕などを入れる機能がない。Aviutl も version 1.00 に達したところで開発が終了しているので、「完成した」と考える方が良いと思う。もちろん、バグとかはあるんだろうけれど、2007年に開発が止まっているJTrimもずっと人気で使われ続けていて、僕も最近になって Paint.net に乗り換えたが、処理の軽さは JTrim に勝てないので、まぁ開発頻度を気にしすぎるのは、github のモジュール使うときの開発頻度を重視する思考回路の行き過ぎなのかもしれない。でも、ソースコード公開されてないのはちょっと怖いなぁ。
Aviutl で画面サイズの大きな動画を作る
1280x720を超える画像サイズのファイルは編集できません。
最大画像サイズはシステムの設定で変更出来ます。
映像なんて画質が命的なとこあるから、ムービーメーカーで「高解像度ディスプレイ用」で1440×1080で出力してそれに合わせて読み込んだ方がいい。ファイル>システムの設定 で読み込める。もちろん再生機器にもよるんだけどねぇ。ちなみにこの設定変更は Aviutl の再起動が必要
mp4 で圧縮が必須な理由
画像でいう bmp と同じ無圧縮の動画形式って avi なんですけど(avi でも圧縮形式もあるので「無圧縮」avi という限定が必要だが)、それで上記の高解像度画像を出力すると 6分で 40GB 越えという恐ろしいことになります。まあ、今の PC だと入らなくはないですが…。
低解像度で無圧縮 vs 高解像度で圧縮 を比較すると後者の方が絶対いいです。だって、前者を大画面に映したらただボケますけど、後者はアルゴリズミックに人間が見てそれとわかりにくいように圧縮するわけですから。