Drafts

@cm3 の草稿置場 / 少々Wikiっぽく使っているので中身は適宜追記修正されます。

職人コモンズの悲劇

増えてきましたLEDの不点灯 - 栄電気のココロ

要点は以下:

  • 公称寿命ほど持たないLED電球が増えてきたのではないか
  • 故障したものを分解してみたら電解コンデンサの液が漏れていた
  • 価格破壊のツケではないか、消費者にはもっと安心を求めて欲しい

加えて、固体電解コンデンサを使えば多くの性能は上がり値段も上がるが、それを安価な液体電解コンデンサを使っていたために、電圧が上がったりすると故障し液漏れを起こしたと推測される、という背景知識を補足しておく。

さて、真っ先に連想したのは一番安くて評価の高い店を検索するのは、非常に時間をかけて行われる、集団的な自殺だ」というTシャツを作ろうと思っています。 という菊池氏のブログ記事。

こちら(あくまで今話す文脈の)要点は以下:

  • みんなコスパ気にしすぎ
  • 俺は「ちょっと損する」と安心するくらいで生きてきた
  • 現代人の多くはSNSによる感情的支配にさらされている
  • 一番安くて評価の高い店を検索するのは、集団的な自殺だ

購入者が農民であり、コスパが羊であり、草がクリエイターであり、社会でありSNSが牧場。双方の主張は、羊を減らしたり、(反物質的意味での)反羊を放牧したりすれば牧場は豊かになると思っている。これは大地視点に立っているから。もともとのコモンズの悲劇が語るように、持続可能に大地から収奪する話という農民視点の話がない。バランスが大事で、そのバランスをどうやって実現するかというのが基本的な考え方のはずである。

個人的にはバランスをもとから保つことも大事だが、バランスが崩れたことを検知・共有し、確実に回復に向かう方法が大事だと思っている。