Drafts

@cm3 の草稿置場 / 少々Wikiっぽく使っているので中身は適宜追記修正されます。

auひかり回線の勧誘代理店の悪質な勧誘について

たったいま、「KDDIからきました」と、回線切り替えの勧誘があったのだが、説明が嘘だらけで非常に不誠実だったので追い返した。

以下は簡潔に言えば、「KDDIから来ました」と言って、マンションの回線の選択肢として NTT に加え au が増えた場合になんだかんだ理由をつけて契約を切り替えさせようとした場合、「今しかないですよ」とか煽られても気にせず、「契約に関する資料をもらって検討します」といって資料を渡されないならば、詐欺師呼ばわりして怖い顔をして追い返しなさい、というアドバイスです。


インターネット回線のちょっと悪徳な勧誘業者 | ファイナンシャルカウンセラーもいけいの金銭的アドバイス というブログに書いてあることと全く同じ目に遭っただけなので詳細はそちらを見ていただきたい。「KDDI」を強調したこと、契約変更であることを隠した言い回しを多用したこと、などが特に印象的だ。また、上で、嘘といったことの一つに、「プロバイダからも連絡が来ているはず」と言ったのだ。プロバイダが各契約者のマンションの回線追加について関知し、しかもauひかりの宣伝をするなど考えられない。NTT の不手際で既存の回線が使えなくなったとかなら連絡があってもおかしくないがそういうわけではない。

決定打は、新しい契約になる契約変更だということをはじめは認めず、問い詰めると認めたこと、その契約条項を見せろと言って見せなかったこと。後者は正式な契約書を持っていれば見せられたはずなので「こいつは契約してくれない」と諦めただけなのかもしれない。「このチャンスしかないんですよ」みたいに契約を急かしたのも本当に腹立たしい。auKDDI の名を口にしている矜持はないのか。腹立たしいからこの記事で au の悪評を振りまいている。文句あるなら代理店の風紀を正せ。


いつも通りここからは余談モード。

マスコミのクソさは民衆の鏡、ってのに似てるんですけど、こんな商法がまかり通っているのは一つには市民の能力の低さもあるんですよ。

極端な例を挙げるとね、ある昔、27歳で嫁いだばかりのお嬢さんが、旦那についていってコンビニも無い田舎に移住し、人のよさそうな婆さんからコンドームの訪問販売を受けて、それが何かも分からないのに(!)「結婚生活には絶対に必要なものですから」と言われて、5万ほど出して数箱買ったという話を最近聞いた。

性教育受けてたら何かは分かるでしょう!」とか「値段がおかしいだろう!?!?!?」とかもう色々突っ込みどころ満載で、このレベルだと騙された方の落ち度を叫ぶ人も結構いるんじゃないだろうか。これ、売る側は上手くやったよねぇ、ぼろ儲け。何がそれを防げますか?と言った時に、法とか教育とかが真っ先に思い浮かぶでしょう。どっちも大事です。クーリングオフの立法と、それを中学校の家庭科で習った事、どっちもとても大事。家庭科は受験に出ないとか思ってる中学生には、こういう認識が欲しい。役立ち方が違う。

ちゃんとこういう情報が共有されて体系化され更新されればよいなという話です。法(「安心」の基盤)と教育(「信頼」における「社会的知性」の基盤)どっちも大事ということをさらに書いてたのだけれど、「騙された方の落ち度」に言及した時点でクソリプが想定されて(いわゆる弱者の権利の話に被るから)本題外のエクスキューズのために説明が長くなって面倒になったので、割愛。騙されたその当の本人を救うことと、時間軸を未来に、想定される被害者を一般化して、話を拡大した時の問題は別です。