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Drafts

@cm3 の草稿置場 / 少々Wikiっぽく使っているので中身は適宜追記修正されます。

オランド大統領下でのアフリカへの軍事介入

テロ被害者のご冥福をお祈り申し上げます。


2015年11月パリ爆発・銃撃のテロリストの動機の一つとして、オランド大統領の外交政策への反発が挙げられている。

声明の中にも

… the Crusader German and French teams, where the fool of France, Francois Hollande, was present. …

という節があるようだ from IS Claims Paris Attacks, Warns Operation is “First of the Storm” | Statements | Jihadist News | Articles

あまり詳しく知らなかったので、せめてWikipedia英語版のフランスの外交政策の記事の中のオランド大統領に関する項を翻訳したものをメモしておく。

日本語 Wikipedia のオランド大統領の項目(フランソワ・オランド - Wikipedia)は不倫がどうのこうのというゴシップ話の割合が大きくて非常に日本的だなぁと悪い意味で思うので、後で加筆したい。

原文

Socialist François Hollande won election in 2012 as president. He adopted a generally hawkish foreign-policy, in close collaboration with Germany in regard to opposing Russian moves against Ukraine, and in sending the military to fight radical Islamicists in Africa. He takes a hard line with regard to the Greek debt crisis. François Hollande launched two military operations in Africa: Operation Serval in Mali (the French armed forces stopped an Islamist onslaught on Bamako, the nation's capital city); and Operation Sangaris (to restore peace there as tensions between different religious communities had turned into a violent conflict). France was also the first European nation to join the United States in bombing the Islamic State of Iraq and the Levant. Under President Hollande, France's stances on the civil war in Syria and Iran's nuclear program has been described as "hawkish".

出典番号は削除している。版固定リンクはこちら→Foreign relations of France - Wikipedia, the free encyclopedia

ざっくり訳

社会党フランソワ・オランドは 2012 年の選挙に勝って大統領となった。外交について全体的にタカ派の政策をとり、ロシアのウクライナに対する動きに対してドイツと連携して対抗したり、アフリカのイスラム過激派組織に対して軍を派遣したりしている。ギリシア破綻危機に関しても強硬路線をとっている。アフリカへの軍派遣は、マリでのセルヴァル作戦と、サングリ作戦の2つがある。また、フランスはアメリカのISIL空爆に参加したヨーロッパで1つ目の国である。シリア騒乱とイランの核プログラムに対するオランド大統領の下でのフランスの態度はタカ派だと言われている。

2つの軍事行動については以下の通り。

セルヴァル作戦 (Operation Serval)

こちらはWikipedia日本語記事があるので、詳しくはそちら。マリ共和国(フランスはここの元宗主国)におけるマリ北部紛争 (2012年)の一環として、2013年1月11日、二つに分かたれたマリの境界線となっていた中部の要衝コンナ(Konna)を超えてイスラム武装勢力は南下を開始、首都バマコが占領される危機が迫り国家非常事態宣言が発令されたのに対応して、国際連合安全保障理事会決議2085号に基づきセルヴァル作戦を発動し軍事介入し、バマコの陥落を防いだ。

サングリ作戦(Operation Sangaris)

こちらは中央アフリカ共和国(こちらも元宗主国はフランス)。国際連合安全保障理事会決議2127号によって中央アフリカ支援国際ミッション(MISCA)が組織され、その支援を名目にフランスは軍事介入。MISCAの組織が2013年12月5日で、5-8日の進軍中に、現地のイスラム教勢力セレカとキリスト教勢力アンチバラカの衝突があり、60人のムスリムと1000人のキリスト教徒が死亡している。2013年10月からこの2つの勢力の衝突は続き、政情を不安定にしていた。そのような中で現地を安定させるためにMISCAを増強していったもの。

参考:


こういったことは日本のニュースで報道されているのだろうか。何でも安倍が悪い的なことを巡る言い合いと同じように、オランド大統領を槍玉にあげるのはどうかと思うけど、テロの背景としてこういうことは知っておいたほうがいい。それは決してテロを肯定するものではない。こういった状況が先進国の多くで取り立てて報道されていないものであることも含めて、このテロのニュースは気分を暗澹とさせるものだった。