Drafts

@cm3 の草稿置場 / 少々Wikiっぽく使っているので中身は適宜追記修正されます。

E. Orna & Ch. Pettitt eds. 安澤秀一 監修、水嶋英治 編訳『博物館情報学入門』

http://cm3.tumblr.com/post/119508915244/lytle-1981-recommendations-for-development-of

博物館情報のステークホルダー

p.38

  1. 異なる人々が、異なるときに、異なるタイプの情報を必要とする
  2. 情報政策の立案の過程で、誰が、何の目的で、どのような情報を要求しているのか、博物館側の明確な視点を持つことが不可欠である。

精製された情報の利用者として直接的に

  • 資料記述スペシャリスト
  • コレクション管理者
  • 保存スペシャリスト
  • 展示スペシャリスト
  • 学芸員
  • 研究者
  • 管理者(博物館の意義を内外に発信するマネージャー)
  • その他、アマチュア愛好家、ボランティア、無料解説案内者、大学学生

間接的に、

  • 教育関係グループ
  • 企業や組織
  • 個人来館者

が挙げられている。個人来館者への価値の反映は展示、保存、などを通して行われるので、情報政策の立案においてはまず直接的に情報を利用する人を念頭に置くべきという主張である。ちなみに、個人来館者の節では、まだ「インターネットによる仮想の来館」は黎明であり、直接の来館へのモチベーションを与えることが主な目的となっている。これは現在とは異なるかもしれない。

検索や分類といった情報学的な文脈での問題の再定式化

p.51 「『何が』、『どこで』、『誰が』、『いつ』が問い合わせの中で一番多く、これらはデータベース管理システムが最も得意としている回答である。記述のニュアンスに悩み、用語管理という実現不可能な仕事に取り組むよりは、データベース管理の標準化や簡素化の方法について検討する方がよい。」(McCorry & Morrison, 1995)

以降、重要な部分が続くのであとで丁寧に追記

論理的な検索の重要性

p.104 「南アメリカで1880年以前に、X氏が収集した資料のうち、現在こちらで収蔵中のものは何ですか」

まさに sparql はこれを行うことができる。また、「イーブシャム(Evesham)の谷」のような地形学上の用語が使いたい場合は GIS サービスとの連携が重要であることを示唆している(p.111)

著作権の問題

p.116 以降に延べられているが、情報が古いので無視

用語管理と博物館ドキュメンテーションの歴史

SPECTRUM による博物館ドキュメンテーションの手順

  1. 資料の受け入れ
  2. 借用
  3. 取得
  4. 登録簿管理
  5. 収蔵場所および移動管理
  6. 資料目録の作成
  7. 状態点検
  8. 保存
  9. 複製
  10. 危機管理
  11. 保険管理
  12. 補償管理
  13. 評価管理
  14. 監査
  15. 展覧会、展示方法
  16. 搬出
  17. 貸与
  18. 紛失、損害
  19. 放出および処分
  20. 遡及記述化文書

その他: